司法卿～ｖｖ

＜江藤新平＞
号は南白、肥前出身。
参議、司法卿。
不正や悪を許さない正義感の強い人、でもその徹底っぷりがたたって敵が多い。
聞多や山縣もこの人に追いつめられた経験ありｗｗ
大久保の政敵。
征韓論争に破れ下野。のち佐賀の乱を起こして刑死。

司法卿。「翔ぶが如」くを読んでから何気にけっこう好きだったり(笑)
自分の理想の国家像があるからこそ、ぶつかる大久保と江藤が好きです。

でも江藤は佐賀の乱を起こして捕まり、自分が政府にいたころに作った警察網や裁判所とか司法関係を自分の身に受けることに・・・。
しかも裁判長がかつて自分の部下で目をかけていた河野敏鎌(こうのとがま)。でも河野はかつての上司の江藤に対して残酷なほど厳しい裁判っぷり。
「翔ぶが～」では江藤が河野に言ったと言う「河野、わが恩を忘れしか！！」っていうセリフが印象的・・・・。

そもそもこの裁判自体、とても裁判とは言えるようなものじゃなく、江藤は「裁判長、わたしは・・・っ」とかいいつつも一言の弁明も許されず、刑場に連れてかれ梟首。
この人の生首写真を見たときはショックでした・・・↓↓

江藤が死んだ四月十三日の大久保の日記にある「江藤　醜体笑止なり」にはちょっとした怖さがあります。
ああ、江藤の刑死には薩摩に対する痛烈な警告の意味合いがあったとだな、と。
(まァ、大久保にしたら無二の盟友の西郷が立ち上がるのを何としても阻止したいし、西郷が立ち上がらずとも西郷の周りが勝手に立ち上がって西郷は自分を担ごうとするその人たちに自分の命を預けてしまうと言うのを分かりすぎるほど分かってたから・・・・こんな警告しかなかったんだろうけど・・・・でもその大久保の願い空しく西南戦争が起こるわけですが・・・・・・orz)

結局周囲の思惑はどうあれ江藤は刑死になるわけですが、刑場に連れて行かれた彼は

「ただ皇天后土の　わが心を知るのみ」

私の本当の心はただ、この天と地だけが知っている、と三度言ったと言います・・・。
・・・・・まだ調べてる途中の人物ですが興味深い人です・・・・司法卿ーーーーーー！！！(泣)